業界の種類にかかわらずクレーム対応は大きな課題ですが、とりわけ教育の現場では慎重さが求められます。教育問題は多くの家庭の保護者にとって大きな関心事項です。家庭の考え方はそれぞれであり、学校のスタンスと同じとは限りません。管理主義と放任主義など、真向から対立するような見解を持っていることもあるでしょう。そのような相手からクレームを受けた場合、こちらの思想や理念を伝えても堂々巡りになりやすいです。このような事態を避けるには、まず相手への共感を示すことが必要になります。自分たちの主張は後回しにして、まず意見に耳を傾けることが欠かせません。そのうえで、こちらの見解に対する意見を求めれば、ある程度は納得してもらえるでしょう。